あまり気が進まない話しですが、大切なことなので書き残しておきます。

私の自宅は東京都板橋区にあり、毎年近所で農業祭が開催されます。

板橋区主催でJA東京あおばが協力する、地元の農作物と触れ合えるイベント。

1日に野菜を350g以上食べましょうという啓蒙活動も素晴らしい。

ですがフルーツに関しては全く触れられてませんでした。画像のブースにいた方(区役所の方？)に「野菜350gと一緒にフルーツ200gを伝えられたら完璧ですね」と伝えたところ、フルーツ？？という雰囲気を表情から感じました。

たまたま近くにいた高齢女性がその会話に割って入り「フルーツは健康のために食べない方がいい論」を話しはじめました。

その女性が言うには「糖尿病になる」、「血糖値が急激に上がる」というものでした。健康に関心があるのはイイことですが、間違った残念な知識を信じている方でした。

フルーツに携わっていると、こういう考えを持った方と出会すことは少なくありません。

そんなとき私は「政府が国民の健康のために医学的な裏付けに基いて、フルーツを毎日食べましょうと指針を出している」と話すようにしています。ですが初対面の見ず知らずの怪しい人間の言葉に説得力がないことも理解しています。

この高齢女性のような考えの人は割りと多く、その原因は不勉強な医師(説得力のある権威)が間違ったことをメディア(テレビ、ラジオ、ネット、雑誌、書籍)で情報拡散していることです。無知な医師も悪いですが誤った情報を垂れ流すメディアのザルさ加減も問題です。

フルーツの真実が正しく伝わる世の中にしていかなくてはと思っています。