2025/07/31 13:14
(画像:2025年2月有明アリーナ)
ボクシングの比嘉大吾選手が、7月30日(2025年)世界タイトルマッチに挑戦者として戦いました。試合はフルラウンド激戦の引き分けでした。
ネット配信で手に汗握り試合を観てました。高出力で緻密な精度高い動きは人間技とは思えず、これをもってしても勝利が叶わないシビアな世界を実感します。
完全果実は大吾選手に届けられたらと開発したものです。大吾選手だけを想ったわけではありませんが、明確に届けたい人のひとりでした。
沖縄出身の大吾選手は同郷の具志堅用高さんに憧れてボクシングをはじめ、具志堅さんにスカウトされプロボクサーになります。2017年21歳で世界チャンピオンに、そして翌年あの悲劇が起こります。
大吾選手のタイトルマッチは過密にスケジュールを組まれ、2018年5月の防衛戦を体重超過でボクサーライセンス剥奪となります。当時プロデビューから15試合連続KO勝利中(今でも連続KO日本記録)の若き世界王者が一夜にして奈落の底に。天国から地獄、体重調整できないボクサーとして心無い非難を浴びる日々。
才能ある若者が消えてしまうと、私も無念さを引きずる想いでした。いつか大吾選手に励ましの声を掛ける日がくるといいなと、「こないであろう日」を漠然と思っていました。
約2年のブランクを経て、汚れた元王者は話題になることなく小さなリングで復帰します。熱戦を重ね世界の頂点に挑戦できるレベルまで戻ってきました。輝き汚れ、這い上がる本当の強さをみせてくれました。
人生のいたずらで「こないであろう日」がきてしまい、試合に向けた大吾選手に完全果実を届けることになりました。腸に栄養を届け、パフォーマンスアップのお役に立てれば。大吾選手からもポジティブなフィードバックをいただいてました。
大吾選手と繋がるきっかけを作ってくれた源さんと飛成さん、大吾選手を輝く場へ再び導いてくださった野木丈司トレーナー、とても感謝しています。
大吾選手は試合後に引退を表明、11年間のプロキャリアを終えます。メディアの前でも常に本音を話し、努力と鍛錬に重ねられた熱量高い試合で多くの人の心を鷲掴みにしたことと思います。これからの人生も、熱いファイターでいてください。
■比嘉大吾選手略歴
1995年生 沖縄出身
2014年6月 プロデビュー戦(18歳)
2016年11月 アジア王者に(21歳)
2017年5月 WBC世界フライ級王者に(21歳)
2018年2月 プロデビュー戦から15試合連続KO勝利(連続KOの日本記録)
2018年5月 世界戦を体重超過でボクサーライセンス剥奪(22歳)
自暴自棄に
2020年2月 復帰戦(話題にならず)
2025年7月 世界王者に挑戦するも引分で引退表明(29歳)