2024/10/11 11:42
先週から新しいスタッフさんが完全果実のファクトリーにきています。勤務初日に必ず大切なことを時間をとって説明します。まずは私自身のことを、何を大切にしているか、今まで何をしてきたかなど。次に完全果実とはナニか?フルーツ素材ひとつひとつの個性や生産地のことや旬の時期など。スタッフさんの生まれ育った地域や今まで何をしてきたかなども話してもらいます。もちろん完全果実を試飲し、複数種類のフルーツを混ぜ合わせることの面白さを知ってもらいます。
スタッフさんのひとりはフィリピンのミンダナオ島出身だったので、私がミンダナオ島へ行ったときの話しなどをしました。ミンダナオ島には外資大手資本の広大なパイナップル畑があります。山間部ならフルーツはそこらに自生しているので、木に登って勝手に取って食べることも日常。バイク8人乗り(日本人には理解不能だと思うので文末に画像紹介)とかも日常風景です。カラフルにカラーリングされたスズキの軽トラックが大活躍しています。
ファクトリーで大切にしていることは、大きく3カ国語で貼り出してあります。安全(怪我をしない)や品質重視は当たり前ですが、勤務中に気持ちが上がる環境になることを心掛けています。スローガンのひとつに【助け合い】を掲げ、スタッフ同士相手のことを気に掛け積極的に手を貸す。ファクトリー内のことに関わらず、街の人にも同じ姿勢でいることを意識しています。作り手が前向きであることは、製品の出来栄えに大きく影響すると思うのです。
数日勤務したタイミングで「ここでの仕事はどう?」と尋ねると「楽しい」をいただきました。もし、ミンダナオ島に完全果実のファクトリーを作ることになれば「そのときは責任者を頼むよ」と伝えてあります。
では、バイク8人乗り画像ですが、まずは軽めに4人乗り。フィリピンの法律が日本と違うことはありますが、この環境で育てば、いざというときのたくましさが違います。
運転手の前にひとり、後ろに二人、後席に横棒を伸ばし左右に2人ずつ乗る「やじろべえ走行」が見られます。日本の2輪メーカー4社(ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ)の製品が大活躍しています。
余談ですがフィリピンのスタッフには、完全果実で使用するバナナがフィリピン産ではなくエクアドル産の理由を丁寧に説明しています。