2024/01/30 11:09
今回はフルーツとは関係ない話しです。先日、埼玉県行田市で体験したこと。
行田というのは全国的には知名度はないかも知れませんが、5年ほど前の人気ドラマ「陸王」のモデルとなったシューズメーカー(足袋メーカー)があります。もっと遡ると映画「のぼうの城」は行田市にある忍城(オシジョウ)の話しです。夏に日本の最高気温をたたき出す熊谷市の隣で、夏は暑く冬は群馬のからっ風(赤城おろし)が吹き下ろす寒い地域。今公開中の映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」のキーになっているロケ地が行田らしいですね。(私は映画を観てないですが)
たまたま打合せで熊谷方面にいくことがあり、私の「行きたい店リスト」に何年も前からありながら、一度も行くことができていない「行田にあるたいやき屋さん」に行くチャンス!と向かいました。
これから書くことは信じてもらえないかも知れませんが事実です。
そのたい焼き屋さんは何年か前のTwitter(現:X)のユニークなつぶやきで知りました。商売をしている人が本音で上手くいったことも、失敗してお客さまには伝えにくいことも素直につぶやいてました。その日の営業を反省したり、忖度なく相性の合わないお客さんのことも発信されてました。ツイートからとても素直な店主さんだと感じてました。
看板はスプレーで店名を書いた雑な印象。
少し前までたい焼きを280円で販売されていたようですが、思うところあって200円に値下げし運営スタイルも変えたタイミングだったようです。
何やらお店の主張の張り紙が多く、シキタリ的なルールが多そうな気配。
オーダーとともにTwitterを見ていて一度来たかったと店主さんに伝えました。ほんの30秒くらい雑談をしてから、あんこのたい焼きをひとつ(200円)オーダーしました。短い会話の中に「何年も気になっていて、やっと今日来れた」、「Twitterの発信がロックミュージシャンのようだ」と伝えました。
オーダーを受けてから黙々と作りはじめる店主。
5〜6分で焼き上がり、袋に入ったたい焼きを手渡されました。

このお店はタダモノではないです。
袋には手書きで私の名前とメッセージが書かれてました。私の名前がわかっている仕組みはオーダーのときに紙に名前を書いているからです。
驚いたポイントはココからです。
わかりにくいと思いますが、この袋にはパンチでたくさん穴が開けられていて、焼き立てたい焼きの熱が逃げやすくなっています。穴はどう見ても手作業で開けてます。たい焼きの袋には熱逃げの開口が必要だと常々思っていた私は、同じことを考え具現化している人と出会えて嬉しかったです。
外側のビニール袋にも熱が逃げやすいようにハサミで切り込みが入れてあります。

200円のたい焼きに、ここまで配慮していることに感心します。手書きメッセージの「こころをこめました」の重みがリアルに伝わります。
袋の中にポチ袋のようなものが貼られてました。なんだろう?

たい焼きはこんな感じで、周りのパリパリの皮も添えられてます。

食べ終わってから、そういえばポチ袋はなんだろう?と思い出しました。
今からポチ袋の中身をお見せしますが、全て事実です。

500円玉!
私は200円のたい焼きを買ったのですが、手元に500円。
この意味を数日間考え、私なりに答えを出しました。そのことは後日ここで報告するかも知れませんし、伏せておくかも知れません。
子門真人さん、もう一度「およげ!たいやきくん」を流行らせてくれ!と思うのです。